2024年 07月 14日
【大楽雑談】 ~七月の東京脱出 2~
前回の続き。
というわけで、六月末某日。
天候は悪かったですが、思い切って栃木県宇都宮へ向かって出発しました……。
鈍行のJR宇都宮線で行っても、片道2時間くらいだったので、朝起きて、10時ぐらいにダラダラ出発!
乗り換えで降りた、JR大宮駅。
天気はアレやけど、このJRのえんじ色の貨物コンテナ見えてくると、冒険のはじまり感あっていいですよね……!

好きや。コンテナ……。
車内は、クソ天候&平日の午前中でガラガラ。
遠慮なく、2時間ボックス席を独り占めして、読書とかしてました……! 最高……!

12時。宇都宮駅到着。
宇都宮は、10年ぐらい前に、奥さんと一回餃子食いに来て以来。
とりあえず、餃子ァ……!

ちょっと並んで13時過ぎ。
ちょうどランチタイムのピークを過ぎた、有名な餃子のみんみんの駅ビル店でランチ。焼き餃子&揚げ餃子定食。900円ぐらいやったかな?
美味かった……!
が、10年前食った時は、もっと空前絶後の美味さやった気がしたんやけど、気のせいか……? こっちのコンディションの問題か……?
で、メシ食い終わって、13時半ぐらい。
「どうするか……!」
なにもかも自由、メシだけ宇都宮で食って、即東京帰るのもそれはそれで旅を極めし者みたいで面白いし、逆に適当にブラついて、漫画喫茶とかに泊まってもいい……。過剰な自由。ロマンシング・サガ……いや、ロマンシング・ウツノミヤ状態。
そんな中、宇都宮駅とりあえずブラついてたら……前回来た時は無かった、最近オープンしたという、めちゃくちゃ綺麗な路面電車『宇都宮ライトレール』を発見。
「イチかバチか、乗るか……!」
せっかく来たんで、全く情報も、目的地も無いまま、地元の学生さん達に混じって乗車。
スマホはなんかもう電池無くなりそうやったんで、車内の案内図とか、視界に入る情報だけで、目的地を探ります。
「この……城? 跡? っての、良さそうやな……?」
すると、宇都宮駅から10駅ぐらいのところに。城、というワードがついた駅があるのを発見。
城、って名乗るぐらいやから、何か、観光客をもてなす施設ぐらいあるやろう……!
自分の勘を信じて、ひたすら車内で期待を昂ぶらせます……!
が、車内から見える風景は、どんどんのどかなものに……!
そして15分後。どしゃぶりの中辿り浮いたのは、
「どこやねん……!?」
想像を絶する秘境……!
自分が夢想してた風景とは若干違う風景でした……!
そもそも、車内から、誰も降りてない……(笑)
唯一、僕以外降りた青年と共に、僕らを置き去りにして去っていくライトレールをパシャリ。僕ら、これからどうなるんでしょうね、お兄さん……!
ちなみに、駅の遠景、こんな感じ。
陸の孤島……!
周囲に、正真正銘、人が誰もいませんでした。
(ちなみに、一緒に降りた青年は、一瞬目を離した隙に煙のように消えてました。こんだけ見通し利く場所で、どうやってロストする……!? 幻?)
ただ、雨の中、駅前うろうろしてたら。
でもあれなんすね。
長く東京で暮らしてると、他の都道府県の常識、ぜんぜんわからなくなるもんなんですね。
「遠っ…………!?」
横殴りの雨の中、ほとんど意味を成さない小振りの折りたたみ傘で歩くこと、15分。
行けども行けども、広がるのは殺風景な景色だけで、まったく『飛山城史跡』とやらが見えて来ない……(笑)
もしかしたら、歩きで行くことはあまり想定されてなかったのかもしれません(特に豪雨の日は)。
「えっと。おれ、今、何やってんのやっけ……?」
東京から二時間。宇都宮からあわせて30分ぐらい?
人、いや、車とすら全くすれ違うこともない山の中を、ずぶ濡れになりながら一人で歩く苦痛に、途中で一度耐えかねて、「もうここが城史跡ってことでいいか……?」と、通りがかったよく分からないスペースを、目的地にすり替えようかとすら思いました……
が、歩みを止めない者には、やがて福音が鳴り響くものなのです……!
歩き始めて20分ぐらいですかね……。

ようやく、城史跡の匂いを感じさせるものが、僕の視界に飛び込んできました――!
by dkdkdkdkdk1
| 2024-07-14 17:32
| DSP編