2016年 06月 06日
最終手段
>こんにちは、いつも拝見させて頂いてます。
虫歯……はないですが、私も歯医者に通ってます。主に歯茎の方で。
なんか歯肉炎になるらしく、健康な歯がどんどん抜け落ち、糖尿病とか脳梗塞になるぞと脅されました。
歯医者さんも嘘は言ってないんでしょうがお医者さんはなんというか、ズバズバ怖いこと言いますよね……
一応、歯削っただけなんですが、最近の歯医者さんはアフターケアが良いので痛みが響くってことは少ないそうです
手上げたらちゃんと止めてくれるし(笑)
「コンビニ」3巻やブログ連載? も楽しみにしてます。 by のれん
>自分の経験上、抜歯でなんともなかったというのはまずありえないので、当日までには自分の出来る範囲(歯磨き・エチケット等)の事をする以外他ならないですねぇ;
かといってこのままだと取り出すのが困難なばかりか、冗談抜きで取り返しのつかない事になる可能性もあるので、数日激痛は覚悟して来るべき日に備えましょう>< by ろき
親知らず関連で幾つかコメントいただきました。
ありがとうございます……!
みんな脅すなー……。けど、怖いくらい、みなさんのいう通りでした……。
というわけで、いってきましたよ。親知らず抜歯。
いや、大変でした。
親知らずの抜歯の大変さ、上には上がいることはわかってるんですが、おれはおれで、けっこう”余裕”タンクの上限いっぱいまで水来てる感じでした。
まず、抜歯直後の、延々血がとまらん状況。
なんか熱も出てきて不快感MAXでした。
そういう場合は、”ガーゼを強く嚙むことで対処しなさい”って術後の心得には書いてあるんですが、そんな、なんか自分で用意したガーゼを、清潔さを保たなアカン自分の傷口に押し込んで嚙むのもなんか抵抗あるし、そもそも、強く嚙んだら痛いやろうが……! とわけもなく世の中をうらんでました。
でも、まぁ、それくらいやったらいいんですけど。
問題は、抜歯を担当してくれた先生方……!
いや、ちゃんとやってくれたんですが。
なんかいろいろ、こっちの気持ちをかき乱す布石を打ってくるというか。
そもそも、大学病院で治療受ける場合、受ける前にある条件にサインしなければなりません。
それは、
”当大学病院では、医療の発展の為、新人の医師がお客様の治療にあたる場合があります。
医療の発展の為ご了承下さい。”
みたいな条件。
で、そうなんやーとか思ってたら。なんと、ぜんぜん他人事ではなく。
気付いたら、まさかの、わりと経験浅めの先生が、隣でベテランが観察する中で緊張しながらおれの親知らずを抜く、というちょっと後ずさりするような展開になってます。
いやちょっと待ってくれ……! 理屈としてはわかるけど、おれはおれの身体が大事やから、できれば上手な先生に……!
正直内心自己中全開でそう思ってたんですが、さすがにそんなことは言い出せず、そのまま治療開始……!
で、まぁ、もちろん、ある一定のレベルに達してるから、その状況まで来られてる……とは思うんですけど。
その新人の先生も。
まぁ、でも、それでも。
勿論、ベテランの人よりは経験ないわけですよ、あたりまえですけど。
だから必然、こんな会話ばっかりになって。
新人「くっ……うっ……!」
べテラン「いやそんな力いらないでしょ。もっと肩の力抜いて」
新人「は、はい!」
大楽「あががが……!」
新人「くっ……そ……!」
べテラン「いやだからそんな力いらないでしょ。そんな力いらないでしょ?」
新人「は、はい!」
大楽「あががが!」
新人「これどうやるんですかね? こっちですか?」
ベテラン「いや右からいけるっしょ。やってみたら?」
新人「たとえばこうですかね……」
大楽「あががが!?」
新人「やっぱ無理みたいです」
ベテラン「なんでだよ、いけるって」
新人「は、はい!」
大楽「あががががが……! ちょ……ちょっと休憩していいですか!?」
そんな状況が40分くらい続いて、口開けっ放しでキツイし、痛みと汗と涙で顔がビチョビチョになってきたんで、さすがに休憩申し出ました。
で、これ、また腹立つのが、会話の端々に、「最終手段」の話におわせてくるんですよ。
親知らず、四分割、六分割、どんどん細かく割っても、まだ抜けず、苦戦してる中、
新人「先生、どうしましょう……」
ベテラン「あー大丈夫大丈夫、まだ○○○○(よくわからないが、最終手段らしきキーワード)があるから」
-10分後-
新人「先生、抜けません」
ベテラン「あー大丈夫大丈夫、イザとなったら○○○○があるから」
-10分後-
新人「先生……」
ベテラン「えー、○○○○する? 使わずに抜けない? それ抜けそうだよ?」
大楽「いやさっさと○○○○使えよ!!」
なんかもう混濁しつつある意識の中、そればっかり心の中で叫んでました。
なんなんでしょ……「○○○○」。
患者の身体にダメージが強く出るから、そう簡単には使わんほうがいい……とかなんかな?
そうやとしても、じゃあせめて、その最終手段の情報、患者にダダもれにせんといてほしい……。ただでさえ心も身体も弱ってんのに、なんでその最終手段からの誘惑と一人で戦わなアカンねん……?
あと、こんだけ苦戦してるんやから、ベテランの先生といい加減代わって欲しかった。
医療の発展の為とはいえ、オレの苦しみは……!
で、そんな状態が一時間弱続いた結果、なんか終盤で急に加速して(最終手段使ったんか使ってないんかはぼくにはよくわかりませんでした)、
いちおう終了。
で、終わった後、新人の先生の言葉、これですからね。
新人「いやー大変でしたよ!」
大楽「いやオレのほうが絶対大変やったけど!?」
口には出しませんでしたが、なんか、もう、ほんま疲れました……。
そんなこんなで、今日でちょうど術後一週間。
いちおう、順調に推移してんのかなー……?
頬が膨らんだり、メシ超食いにくかったりしながら(抜いたほうはまだカサブタついてるだけみたいな状況なんで、怖くて物嚙めへん……)
明日”抜糸”です。
はよ治って欲しい。
ただ、実は、衝撃情報なんですけど。
一ヵ月後、今度は、同じ大学病院で、もう一本、同じ経緯で親知らず抜くことになってます。
今回右下の親知らずで、次は左下。
もういやや……。
まぁとはいえ大人なんで、いくしかないんでしょうけど……。
てことは、また同じ経緯辿って、完全にこの問題決着すんの、左下の抜糸も終わって傷が治る、七月下旬とかか……?
めちゃくちゃ長丁場やんけ……。
まぁ次回も頑張ってくるんで、その時が来たら、また報告します。
いちおうブログのネタにはなるんやけど、正直、いやや……。
by dkdkdkdkdk1
| 2016-06-06 16:49
| コンビニ篇