川口士という男 Ⅱ

この情熱大楽に、かつて、こんな記事がアップされたことを知っているでしょうか?

《2009年7月の日記》

かいつまんで説明しますと、親交のあるラノベ作家さんである、アニメ化された『魔弾の王と戦姫』なんかの著者、川口士さんから、ちょっとこう……お金がなかった時機に、お米が送られてきて。

助かりました。

そんな記事やったんですが……

感激のあまり、このお米のウソラノベすら書いたっけ……→ ウソラノベ

そのお米事件。まぁこのブログ風にいうと「川口士という男」とでもいうんでしょうか。

7年という時を経て、今年、2016年2月、スターウォーズばりに、待望の新作が登場しました。

その名も、
「川口士という男 エピソードⅡ」

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というわけで……
まさかの七年ぶりの救援物資が、川口さんから送られてきました!
しかも今回は、松坂牛!!
おれ、これ食べんの生まれて初めてちゃうかな……!

さて、この松坂牛。

実は、一月の段階で伏線がありまして。

富士見書房の新年会。

ぼくはいつも通り、豪華商品があたるビンゴ大会の喧騒を遠巻きに見ていました。

しょせんオレのツキでは、豪華商品などあたるわけがない……!

そう、このビンゴ大会。驚くほど、作家として、クリエイターとして、勢いのある人ほど、より当たる確率が高くなるのです。

まぁ、だいたい、こんな他力本願でものを手に入れてなんになる。

虚しいものだな、人間の果てしない欲というのは……

と、去年、瀬尾さんが当てたPS4を全力で頼み込んでもらったことは忘れ、なにか達観した気持ちでその光景を見ていたのですが……

司会「さぁ、次の商品は松坂牛です!」

ビンゴは進み。松坂牛が商品に出ます。

数字発表。

当然……ぼくの数字は当たりもしません。

川口さん「当たった……!」

次の瞬間、声をあげたのは――
同じテーブルにいた、川口さん。

そして川口さんは、壇上でつつがなくそれを受け取り、笑顔でこちらのテーブルに帰還。
しかしその途中、急に、オレの存在を思い出したように川口さんは、ハッとなり。
いきなりこう切り出したのです。

川口「うわ……あ、あのさ。大楽さん、肉……いる?」

その時、電撃的に脳裏に蘇ったのは――

そのパーティの最初、久々に川口さんと再開した瞬間の会話。

川口「おー大楽さん久しぶ――ってちょっと待て、なんかすごい痩せてないか!?」

大楽「そ、そう? まぁ、最近テニスしたり運動とかしてるしなぁ(照)」

川口「……いやごめん、ぜんぜん伝わってないみたいだからハッキリいうわ。痩せたっていうより、めちゃめちゃやつれてるよね、あなた!?」

大楽「!? え、でも、おれ、最近ウォーキングとかして健康的に……」

川口「ウォーキングの前にメシ食えよ! なんでその状態でさらにカロリー消費しようとしてんだよ!?」

大楽「……な、なんかすいません……(笑)」

そんな、なんかユーモアあふれる? 会話した後の、川口さんのこの台詞なのです。

川口「うわ……あ、あのさ。大楽さん、肉……いる?

大楽「…………(笑)」

いや、あの、誤解のないようにいっておきますけど。

ぼくは特にやつれてなどいません。

バイトも週四でいってるし、コラムもやってるし、本? もたまに……出てるし……
収入的にも、体重的にも、けっこう安定してるんです。
それは、定期的に会ってる同期とか、バイト先の人がいれば、証言してくれると思います。

ただ、川口さんと会うのは、すごい久しぶりやったんですよ……4……5年ぶりくらい?
やから、まぁ……
あの時からやったら、20キロ以上減ってるし……
ちょっと、心配かけてもうたみたいで。
そこで、お肉をあげなければ! と思わせてしまったみたいで。

だから、まぁ、誤解を解くためにも、いかに自分が大丈夫か説明するためにも。
ぼくがいうべき台詞は一つだったのです。

大楽「マジで!? え、マジ!? い、いいの!?」

いや、人間って正直ですね。
辞退しようかとも思ったんですが……
気がついたら川口さんのお肉引換券をもらっちゃってました……。

川口「いいよ。なんだったらまたお米送ろうか?」

そしてさらにさらりとそんなことまでいってくれる川口さん。
どんだけ親身になって心配してくれんねん……!

大楽「いやありがとう……とりあえずお肉だけで大丈夫(笑)」

と、いうわけで。
その伏線を経て。
いよいよ、その松坂牛がうちにやってきたのです。

さっそく調理して、食べてみました。
やり方は説明書にかかれてた通りに。

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フライパンを十分に温めて、牛脂を溶かします。

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……まさかの、途中、ラードがいつまで経っても溶けずそれどころか何故か焦げだして焦ったりしましたが……(なんで?)

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肉の両面にさっと塩胡椒をし、フライパンに乗せます。片面を強火で一分くらい焼いたら、裏返して中火にします。

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さらに二分ほど焼いてレアの状態になったら、醤油を小さじ一杯程度垂らします。

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お皿に盛り付け、わさびをつけていただきます。

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完璧に、完成!

そして、マニュアルにあった通り、わさびなんかをつけて、食べてみると……

これが……

マジでうまいんです……(泣)

いや、おれの調理下手やし、たぶん、120%の味は引き出せてへんと思うんですよ。

やのに。

間違いなく、今までの人生で食べたステーキの中で、一番うまい……!!!!

特にやわらかさがビックリした。

自分で焼いたステーキが、こんな、とろけるようにやわらかいってことありえんのか?

店で食うステーキよりやわらかくてうまいって……
マジでどんだけいいお肉やったんや……!

マニュアルによると、
”フライパンに残った油を使ってニンニクとしろ飯を炒めたガーリックライスもオススメです”
とあったんで、
これも実践してみました。(すいませんうますぎて混乱してたんで盛り付けはまじ下手です)
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ウマすぎる……!
あぁ、もう、お肉の脂ってこんなにうまかったっけ……!?
なんかもう叫びだしたいくらい。
やっぱ人間、たまには、肉くわなアカンな……それも、いい肉を……!

けっこう秒殺で完食。
もう一枚いけそうでしたけど、バイト前やったんで自重しました。
まだお肉入ってたんで、この先、パワー欲しい時にまた頼ろう……!
エナジードリンクよりよっぽど健康的に目ぇギンギンになるぜ……!

というわけで――そんな、川口さんからステーキをもらった報告でした。
川口さん、ありがとう。
松坂牛食べたくない人なんかこの世におらんし、川口さんだって絶対食べたかったはずやのに……!

また会った時、改めてお礼いおうと思います。
ほんま、オレ、周りの作家さんに恵まれすぎや……。

原稿けっこうヒタヒタとやばい感じなんやけど。
こういう優しさ糧に、もうちょい、がんばってみるか……!
そんな二月二回目の更新でした。



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by dkdkdkdkdk1 | 2016-02-08 21:00 | コンビニ篇
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